古来、日本の贈り物には、魚・肉などの「なまぐさもの」を添えることにより、邪気を払うと考えられ、慶事には「なまぐさもの」が不可欠でした。そのため、鮑(あわび)の身を干した物を添えていました。「のし」は、鮑を薄く切り伸ばした物「のし鮑」の略です。鮑は、古くから最上の食品として扱われ、贈り物が誠意を込めた物、清い物であることを示す役割をしていると言われています。また、伸ばすことから「お祝い事を引き延ばす」という意味合いも含む為、お見舞いや弔事にはつけません。
贈り物をきっちりと結び「心」を届ける意味を持ちます。
贈り物の用途によって、水引の色、結び方、本数が異なりますので、どのような方にどのような目的で贈るものなのか確認してから贈ることをおすすめします。
何度でも結び直せることから、出産のお祝いや季節の挨拶などのように何度あっても良いとされるお祝い事に使用します。
出産内祝い | 出産内祝・
内祝(のし下:生まれてきた子どもの名前) |
お祝いをもらってから1~2ヶ月を目安に |
出産祝 | 御出産御祝・御祝・祝 御出産 | 知らせを受けてから1ヶ月前後を目安に |
お食い初め祝 | 御初膳御祝・御祝・祝 箸そろえ | 生後100日~120日(地域により異なる) |
初節句祝 | 初節句御祝・御祝 | 女の子:3月3日 男の子:5月5日 |
初節句のお返し(内祝) | 初節句内祝・内祝(のし下:子どもの名前、又は名字) | |
新築(居)祝 | 御新築御祝・御祝・祝 御新築 御新居御祝・祝 御新居 |
転居後・家を披露してもらう日かその前後 |
新築内祝い | 新築内祝・内祝 | |
季節のご挨拶 | 御中元 | 7月上旬(関東)から8月上旬(関西) |
御歳暮 | 12月上旬から25日くらいまでに | |
暑中御見舞 | 梅雨明け(7月上旬)から立秋(8月7日)まで | |
残暑御見舞 | 立秋(8月7日)以降から8月末まで | |
寒中御見舞 | 1月初旬から立春(2月3日頃)まで | |
お引越し先へのご挨拶 | 御挨拶 | |
一般的な御礼 | 御礼 |
結婚祝 | 御結婚御祝・御祝・寿・壽 | 挙式1週間前までの吉日(午前中) |
結婚祝のお返し(内祝い) | 結婚内祝・内祝・寿・壽 | 挙式後、1ヶ月以内 |
結婚式の引き出物 | 寿・壽 | 結婚式当日 |
病気お見舞い | 御見舞 (目上の方)祈 御全快 → ※のしなし |
入院直後は避ける |
病気見舞いのお返し | 快気内祝・御礼・快気祝・本復内祝・全快内祝 | 回復してからできるだけ早く |
※快気祝・快気内祝は、まだ通院など療養が必要ですがほぼ良好な状態の際に使用されていましたが、近年では本復内祝・全快内祝と同じ意味で使われることが多くなりました。
地域によって色が異なりますが、
弔事に使用します。
※ミルポッシェでは黄白のしでお届けいたします。
忌日・年忌(法事)のお供物 | 御供・御仏前 | 初七日、一周忌、三回忌など |
忌日・年忌(法事)返礼 | 志・〇〇忌志・粗供養 | 初七日、一周忌、三回忌など |
香典・供物 | (現金)御霊前(品物)御供・御霊前 | 通夜・葬儀・告別式の際に |
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