喪中とは、近親者が亡くなったときに親族が身を謹んで過ごす期間のことです。一般的には命日から約1年間が喪中にあたります。
ご自身や出産内祝いの贈り先が喪中の場合、出産内祝いを贈るべきか迷いますよね。相手に出産祝いをいただいているのなら、ご自身や贈り先が喪中でも出産内祝いを贈って問題ありません。ただし、相手に失礼のないよう、マナーやタイミングを考慮する必要があります。
本記事では、喪中に出産内祝いを贈る際の注意点について解説します。
喪中に出産内祝いを贈る場合のマナーをお伝えする前に、出産内祝い本来の意味と基本的な知識について解説します。
出産内祝いは、日本に昔からある習慣です。親族やご近所の人同士で助け合いながら暮らしていた時代には、結婚や出産・葬儀などの行事もお互いに助け合っていました。
そのため、自分の家に「赤ちゃんが無事生まれた」という報告のために贈り物をする習慣が生まれ、地方によっては、贈り物だけではなくお披露目会などを行うこともありました。
出産内祝いとは、もともとは「報告と赤ちゃんのお披露目」が目的でしたが、現代では出産祝いをいただいた方への「お返し」の意味合いに変化しています。
出産内祝いは、出産祝いをいただいてから1ヵ月前後で贈るのが目安です。また、出産内祝いの相場は、いただいた金額の「半額」が一般的な目安です。高額な出産お祝いをいただいた際は1/3程度でもよいでしょう。ただし、出産祝いよりも高額な品でお返しをすることは失礼にあたるため注意が必要です。
出産内祝いを贈る場合、のしを付けることが一般的です。のしは、紅白で蝶結びの水引を選びましょう。
水引の上には「内祝」か「出産内祝」と書き、水引の下には赤ちゃんの名前を書きましょう。初めてのお披露目となるため、ふりがなを添えると丁寧です。喪中の方へ出産内祝いを贈る場合や、ご自身が喪中の場合は、のしに「祝」という言葉を書くのは避け、「御礼」としましょう。
出産内祝いは、出産祝いをいただいた方へのお礼と赤ちゃんのお披露目を兼ねています。そのため、ご自身や贈り先が喪中であっても、出産祝いへのお返しとして出産内祝いを贈ること自体は問題ありません。
ただし、四十九日法要(神式は五十日祭)を迎えるまでの期間はお祝い事を慎む期間であるため、相手の気持ちに配慮することが大切です。また、喪中であることを気にされる方がいる場合は、親族と相談して贈り方を決めた方がよいでしょう。
近親者や親しい間柄の相手を亡くした後は、出産内祝いを選ぶ時間が取れないこともあるでしょう。そのような時は、落ち着いたタイミングで準備をすれば問題ありません。出産内祝いを贈る時期が遅れてしまうことが気になる場合は、先にお礼の連絡をしておくとよいでしょう。
ご自身が喪中の場合、出産内祝いを贈るのは忌明け後がよいでしょう。忌明けとは、忌服期間(故人の冥福を祈り喪に服す期間)を終える日のことで、仏式では四十九日、神式では五十日です。
出産祝いをいただいてから1ヵ月の期間が忌中(忌明け前)にあたってしまった場合は、忌明けを迎えてから出産内祝いを贈りましょう。
ご年配の方の中には、喪中の家からの贈りものは縁起が悪いと考える方もいます。その場合、親族の方に相談するなどして相手の気持ちに配慮した方法を考えましょう。
包装紙は華美にならないようシンプルなものを選ぶとよいです。
喪中の場合、のしに「祝」という言葉を書くのは避け、「御礼」としましょう。お贈りする際は、出産祝いをいただいたお礼を伝えます。
贈り先の相手が喪中であっても、出産内祝いを贈ること自体は問題ありませんが、相手の気持ちに寄り添い配慮をする必要があります。
相手の気持ちが落ち着くのを待ってから贈る方がよいと判断した場合は、出産祝いをいただいたことに対するお礼の連絡をしておくとよいでしょう。
喪中の方への出産内祝いは、四十九日法要や五十日祭などが終わった忌明け後に贈ります。そのため、一般的なマナーである出産祝いを頂いてから1ヵ月という期間にこだわる必要はありません。
その際、メッセージカードや手紙を添えた方がよいでしょう。冒頭はお悔やみの言葉や、相手の気持ちに寄り添った内容、その後に、出産祝いをいただいたお礼を伝えましょう。
贈り先が喪中の場合も表書きには「御礼」と書き、下には赤ちゃんの名前を入れましょう。華やかな柄やキャラクターの包装紙は避け、シンプルなものを選びましょう。
喪中の方へ贈る出産内祝いの品物は、「死」や「葬儀」などの負のイメージを連想させる品物は避けるのが無難です。
白いハンカチは亡くなった方にかける白布をイメージさせてしまう可能性があるため避けたほうが良いでしょう。また、櫛(くし)は「苦」「死」を連想させるためこちらも避けるのが無難です。
常時であれば、ハンカチも櫛(くし)も出産内祝いの品として贈ることもありますが、喪中の場合は最大限の配慮が必要です。相手の気持ちに配慮して贈り物を選びましょう。
出産内祝いは、自分や贈り先の相手が喪中でも贈ることができますが、相手の気持ちに寄り添い、配慮が必要です。出産内祝いを贈るタイミングは、「四十九日法要」や「五十日祭」が終わった後とし、のしは「御礼」とするのが一般的です。
出産内祝いを贈る時期をどうするべきか迷ったら、親族や家族に相談して決めるとよいでしょう。
また、出産内祝いの品物にも最大限配慮しましょう。出産内祝いサイトのMilpoche(ミルポッシェ)なら、出産内祝いにぴったりの商品が揃っています。相手の好みに合わせることができるカタログギフトも豊富に取り揃えています。
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