日本人の食生活に馴染みが深いお米は、出産内祝いの品としてよく選ばれている出産内祝いによく選ばれている品の一つです。生まれた赤ちゃんと同じ体重のお米(体重米・抱っこ米)や赤ちゃんの写真が入ったデザインのお米など、出産にちなんだユニークな贈り方ができる点も人気です。
しかし、「出産内祝いにお米を贈りたいけど、種類が多すぎて悩んでしまう」という方もいるでしょう。
この記事では、お米が出産内祝いとしてよく選ばれる理由やお米ギフトの種類、選び方のポイントについてご紹介します。
スーパーでも気軽に購入できるお米が、出産内祝いとしてよく選ばれているのにはどのような理由があるのでしょうか。まずはお米が人気の理由について解説します。
出産内祝いとしてお米が人気の理由の一つに、好き嫌いが出づらい点が挙げられます。
出産内祝いの定番ギフトには、お米の他に焼き菓子などのスイーツ、タオルなどの日用品があります。これらも多くの方に喜ばれるギフトですが、中には甘いものがあまり好きでない方や、日用品は自分が気に入ったものを使いたい方もいるでしょう。
その点、日本人の生活に深くなじんでいるお米は、消費するペースこそ人や家庭によって違っても「普段お米を全く食べない」という方は珍しいでしょう。多くの家庭が炊飯器を持っているため、「受け取ったけど調理できない」といったことも起こりづらく、出産内祝いとしても安心して贈ることができます。
「一粒のお米には7人の神様が宿っている」とも言われ、日本人にとってお米は縁起の良い食べ物とされてきました。「米」の漢字が「八十八」から成り立っていることから、末広がりの意味もあります。
このようにお米には縁起のよい言い伝えがあり、昔から儀式や行事にも広く用いられてきた歴史があります。さらに、一本の稲穂にたくさんの実がなる様子は、豊かさや子孫繁栄を表すと言われ、赤ちゃんの誕生を祝う出産内祝いとしてもぴったりの品と言えるでしょう。
お米は数ヵ月保存できるため、食べきれずに余ってしまうことが少ないのも、贈り物としてよく選ばれている理由の一つです。
ただし、お米は日持ちするとは言え、保存にはそれなりの場所を必要とします。一人暮らしやご夫婦での二人暮らし、お子さまのいる家庭など、相手の家族構成にあわせて適切な量を選ぶようにしましょう。
形に残る贈り物は、好みがわかれたり不要になったタイミングで処理に困ったりと、相手が扱いに困ってしまうことがあります。しかし、お米は食べて消費ができるため、受け取った相手の負担になることが少ないこともギフトとしての魅力です。
また、お肉や魚といった他のグルメギフトよりも好き嫌いが少なく調理も簡単なので、多くの方に喜んでいただけるでしょう。
抱っこ米とは、赤ちゃんの出生時の重さと同じ重さのお米のことで、体重米とも呼ばれています。
最近ではコロナウイルスの影響もあり、近しい間柄の方でも生まれた直後の赤ちゃんを抱っこできなかったという方も多くいるようです。そのような方に体重米を贈ることで、赤ちゃんと同じ重さを実感してもらい、より赤ちゃんの誕生を身近に感じていただけるでしょう。
赤ちゃんの名前や写真が印刷されたパッケージの体重米であれば、名前やお顔もお披露目でき、目でも楽しめる贈り物となるでしょう。
出産内祝いとしてよく贈られるお米には、写真入りのものや食べ比べができるセットなど、いくつか種類があります。相手との関係性を考えて選ぶことで、より喜んでもらえる出産内祝いになるといいですね。
抱っこ米とは、赤ちゃんの出生時の体重と同じ重さのお米のギフトで、体重米とも呼ばれています。受け取った方が実際にお米を抱えてみることで、生まれた時の赤ちゃんの重さを実感できる点が特徴です。
抱っこ米には、赤ちゃんの名前や生年月日が印刷されたラベルがついていることも多くあります。見た目も可愛らしい抱っこ米は、受け取ってすぐに食べるのではなく、一定期間部屋に飾っておくという楽しみ方もできるでしょう。
写真・名入れ米とは、赤ちゃんの写真や名前がパッケージにデザインされたお米で、お米の分量が赤ちゃんの体重でない点が抱っこ米(体重米)との違いです。名入れ米の中には、双子の名前が入れられる品や白米ではなくお赤飯の品などもあります。
「赤ちゃんの名前や顔をお披露目したいけど、体重米は贈りづらい」という場合には、写真・名入れ米がぴったりです。お米が小分けになっているセットなら、一人暮らしの方にも贈りやすいでしょう。
お米の食べ比べ・詰め合わせセットとは、品種や産地が異なるお米が複数入っているセットです。色々な味を少しずつ楽しめる食べ比べ・詰め合わせセットは、お米好きの方や料理好きの方、一人暮らしなど少量ずつ炊飯することが多い方におすすめの出産内祝いです。
写真や名前が入っているお米ギフトは、赤ちゃんの出産をより実感できる一方で、「食べ終わった後の写真の処理に迷う」という方もいます。その点、食べ比べや詰め合わせのセットなら上司や友人など幅広い方に贈ることができるでしょう。
日本人の食生活に深くなじんでいるお米は、国内でたくさんの品種が栽培されています。品種が多い分、好きなお米の味や品種、産地にこだわりがある人もいるかもしれません。ぜひブランドや味にこだわって、喜んでもらえるお米ギフトを贈りましょう。
品種を基準に選ぶ方法があります。日本のお米の銘柄は800種類以上あると言われており、それぞれ味わいや食感が異なります。主な品種をこちらの表でまとめました。
品種 | 特徴 |
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あきたこまち |
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コシヒカリ |
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ササニシキ |
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ひとめぼれ |
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和食が好きな方にはササニシキやひとめぼれ、お弁当やおにぎりをよく作る方には冷めてもおいしいあきたこまち、といった選び方ができるでしょう。
秋田県産あきたこまち、いわゆるブランド米と呼ばれる銘柄のついた品種から選ぶ方法もあります。ブランド米に明確な定義はありませんが、一般的に認知度が高く生産量の多い品種を指します。
こちらの表では、有名なブランド米の特徴をまとめました。
銘柄 | 特徴 |
---|---|
北海道産ゆめぴりか |
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山形県産つや姫 |
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宮城県産ひとめぼれ |
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秋田県産あきたこまち |
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有名なブランド米にも、個性豊かな特徴があるのがわかります。お米の甘さを直に感じることのできる品種、食事のおいしさを引き立たせてくれる品種など、贈る相手の食生活にあったお米を選びたいですね。
お米の栽培に適している条件は、水が豊かで水はけが良い平らな土地や、昼夜の温度差が大きい土地などが挙げられます。ここでは、日本で有数のお米生産量を誇る新潟県・北海道・秋田県で栽培されているお米の特徴をまとめました。
産地 | 特徴 |
---|---|
新潟県 |
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北海道 |
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秋田県 |
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このように、産地によって、栽培されている品種やお米の特徴が異なるのがわかります。コシヒカリなどお米の品種が同じでも、栽培されている場所によってお米の味が異なるため、迷った場合には産地を参考に決めるのもよいでしょう。
今回は、出産内祝いとして人気のお米ギフトの種類や選び方について紹介しました。より赤ちゃんの出産を身近に感じてもらいたい方には抱っこ米(体重米)や名前・写真入りのお米がおすすめです。一人暮らしの方やグルメな方には、色々な味が楽しめる食べ比べセットが喜ばれるでしょう。
出産内祝い通販サイトのMilpoche(ミルポッシェ)では、名前入りの抱っこ米(体重米)をはじめ、様々なお米ギフトをご用意しております。
Milpoche(ミルポッシェ)に少しでも興味をお持ちいただけた方は、ぜひ一度、WEBサイトやデジタルカタログをご覧ください。カタログ送付をご希望の方は無料でご請求いただけますのでお気軽にお問い合わせください。
マナー・コミュニケーション領域の専門家。EXSIA代表。
NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師育成も行う。
著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などメディアでも活躍する。
【監修・取材実績】(抜粋)
・ABCテレビ「芸能人常識チェック!トリニクって何の肉!?」冠婚葬祭マナー出演・監修
・テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」マナーの分かれ道 贈答マナー出演
・日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」
・主婦と生活社 CHANTO WEB「結婚・妊娠・出産 職場の報告マナー」
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