出産内祝いは「何を贈ればよいのだろう」と、悩む方は多いのではないでしょうか。出産内祝いのギフトは、かわいらしいデザインのスイーツや雑貨も多く、相手が男性だと特に選び方が難しいと感じるかもしれません。
出産内祝いは、お祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを込めて贈ります。相手が男性の場合でも、関係性を考慮しながら、喜んでもらえる出産内祝いを贈りたいものです。
この記事では、男性への出産内祝いの選び方を解説します。上司や同僚などの相手別のおすすめギフトも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
男性への出産内祝い選びのポイントを紹介します。選び方のポイントを知っておくことで、悩みがちな男性への出産内祝いもスムーズに選べるでしょう。
男性へ贈る出産内祝いには、有名ブランドや上質な素材など、高級感がある品物を選ぶと喜ばれます。特に上司などの目上の男性は、経済的に余裕のある方も多いので、こだわりが強い場合があります。上質さを特に重視して品物を選ぶと良いでしょう。
有名な和菓子や老舗ホテルのスイーツなどは高級感があり、男性へのギフトにもおすすめです。量がたくさん入っていてボリューム感があるものよりも、量は少なくても質が高くこだわりを感じられるものを選ぶとよいでしょう。
雑貨や日用品を出産内祝いとして贈る場合は、流行りのデザインよりも、シンプルで上品なデザインを選ぶようにしましょう。有名ブランドのワンポイントデザインなどもおすすめです。
男性が自分では買わないものを、出産内祝いとして贈るのも良いでしょう。
おしゃれなデザインの日用品や雑貨は、ギフトとしてもらえると嬉しいものです。ブランドのグラスや上質なタオルなど、自分ではなかなか買わない、少し贅沢なアイテムがおすすめです。
甘いものが好きな方なら、おしゃれなお店のスイーツを贈るというアイデアもあります。一人でスイーツを買いづらいと思っている男性も中にはいるかもしれないので、そういった方には特に喜んでもらえそうですね。
洗剤などの消耗品や食べ物など、形が残らない消えものを贈る場合も、ワンランク上のものを選ぶようにしましょう。おしゃれなパッケージのものもおすすめです。
男性へ贈る出産内祝いは、実用的であることも大切なポイントです。インテリアや食器などの出産内祝いは、贈る相手によっては出番がない場合もあります。せっかくの出産内祝いも、箱に入ったままで使ってもらえないと寂しいものです。
ご家族のいる男性なら、いくつあっても困らないタオルや洗剤などもおすすめです。なかなか出番がないものよりも、毎日のように使える実用的なアイテムの方が、男性には喜んでもらえるでしょう。
男性へ贈る出産内祝いを選ぶ場合は、相手との関係性にも気をつけて選ぶと良いでしょう。
会社の上司など目上の方なのか、プライベートで仲の良い友人なのかなど、相手との関係性に合わせたギフトを選ぶことで、より一層感謝の気持ちが伝わります。
ここでは、出産内祝いを贈る男性との関係性別に、おすすめギフトを紹介します。
目上の立場である男性の上司へ出産内祝いを贈る場合は、失礼のないよう注意する必要があります。ギフト選びに迷った場合は、有名なお菓子などの、出産内祝いの定番とされる品物を贈ると安心です。
内祝いを贈る上司が一人暮らしなのか、ご家族がいるのかなど、ライフスタイルに合った品物を選ぶことも大切です。ご家族がいる場合、上司本人だけでなく、ご家族にも配慮した品物を選ぶようにしましょう。
出産内祝いとして定番人気でもある有名ブランドのお菓子は、男性の上司に贈る出産内祝いでもよく選ばれています。
お菓子を贈る場合は、内容量に注意しましょう。一人暮らしの方なら、小分けにされているお菓子がおすすめです。急いで食べなければならない、賞味期限が短いお菓子は避けた方が良いでしょう。
ご家族がいらっしゃる方なら、ホールのバームクーヘンや焼き菓子の詰め合わせなど、ご家族みんなで楽しんでもらえるお菓子がおすすめです。
お酒好きな男性の上司なら、出産内祝いにお酒を贈るのも良いでしょう。
お酒と言っても、ビールや日本酒、ワインなど、さまざまな種類があります。どのようなお酒が好みなのかわからない場合は、お酒専門のカタログギフトを贈ったり、上司本人や周りの人に好みを聞いておくと失敗せずにすみます。
また、パパやママの出身地のお酒など、選んだ品に関するちょっとしたエピソードがあると、個性的で印象に残りやすく、話題にもなるでしょう。
普段あまり接する機会がない上司の場合、好みや家族構成を把握していないこともあります。そのようなケースには、カタログギフトがおすすめです。
カタログギフトは豊富な品揃えの中から好きな物を選んでもらえるため、「好みに合わなかった」という失敗がありません。
男性の友人や同僚へ出産内祝いを贈る場合は、定番ギフトよりも相手のライフスタイルに合ったギフトを贈ると喜ばれます。関係性や家族構成、好みなど、仲が良いからこそ選べるアイテムを選ぶと、より気持ちの伝わる出産内祝いになります。
プライベートをよく知る仲の良い方なら、趣味で使えるものや、欲しがっていたものを贈るのも良いでしょう。
お酒好きな男性へのギフトには、おつまみ系グルメが人気です。おつまみとしてだけでなく、ちょっとしたおかずとしても楽しんでもらえます。
おつまみ系グルメを選ぶ場合は、ご当地グルメや贅沢気分が味わえる高級食材など、ちょっと良いものを選ぶようにしましょう。
おつまみはお酒の種類によって選び方も変わります。日本酒なら海鮮グルメや珍味、ワインなら生ハムやチーズなど、相手の好みのお酒に合うおつまみを選ぶと、より一層喜んでもらえるでしょう。
カレーやスープなど、温めるだけで食べられるレトルト系グルメも、男性への出産内祝いとして人気です。料理が苦手な男性や、仕事が忙しく自炊する時間がない一人暮らしの男性には、特に喜ばれる出産内祝いギフトです。
レトルト系グルメは、日持ちし常温保存できるものが多いため、急いで食べる必要がないのも、一人暮らしの男性にとっては嬉しいポイントです。
暮らしの必需品であるタオルは、男性へ贈る実用的な出産内祝いとしておすすめです。普段自分では買わないような、有名ブランドや上質な素材のタオルを選びましょう。
ご夫婦二人暮らしなら各サイズ2枚ずつ入ったセットというように家族構成を考慮することでより実用的なギフトになります。デザインはどのようなテイストにも馴染む、シンプルなものがおすすめです。
いくつあっても困らない洗剤や柔軟剤などの日用品は、世代や年齢問わず人気があるため、男性の友人や同僚にも贈りやすいです。
消耗品は形として残らないため、相手にも気を使わせずにすみます。自分では買わないような、ワンランク上のものやおしゃれなデザインのものを選ぶと特別感が出て良いでしょう。
出産内祝いを贈る相手が独身の男性の場合、不快な気持ちにさせないよう一定の配慮が必要です。
独身の方には、結婚をイメージさせるペアグッズのギフトは避けましょう。悪意はなくても、結婚に対するプレッシャーを与えたり、嫌味として捉えられたりと、嫌な思いをさせてしまう可能性があります。
料理をしない方には、キッチン用品や調理が必要な食材も避けた方が良いでしょう。使用する機会がなかったり、消費できなかったりと、相手を困らせてしまうかもしれません。独身の男性へ出産内祝いを贈る場合は、相手の立場になって考えるよう心がけましょう。
赤ちゃんの名前をお披露目できる名入れギフトは、出産内祝いでは定番人気です。しかし、場合によっては、扱いに困ってしまう場合があるため、避けた方が良いでしょう。男性へ名入れギフトを贈りたい場合は、「消えもの」と呼ばれる食品がおすすめです。
赤ちゃんの写真が入ったギフトを喜んでくれる方もいますが、中には気持ちよく受け取れない事情がある方もいることを覚えておきましょう。赤ちゃんの写真はもらった後の処理に困る場合もあるため、写真を送るならメールやSNSを活用するのもおすすめです。
今回は男性への出産内祝いの選び方と、関係性別のおすすめギフトを紹介しました。
男性への出産内祝いは、相手との関係性や相手の好み、ライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。「相手の好みがわからない」という男性には、自分で選んでもらえるカタログギフトがおすすめです。
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マナー・コミュニケーション領域の専門家。EXSIA代表。
NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師育成も行う。
著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などメディアでも活躍する。
【監修・取材実績】(抜粋)
・ABCテレビ「芸能人常識チェック!トリニクって何の肉!?」冠婚葬祭マナー出演・監修
・テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」マナーの分かれ道 贈答マナー出演
・日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」
・主婦と生活社 CHANTO WEB「結婚・妊娠・出産 職場の報告マナー」
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