お宮参りの準備を進めるにあたって「お宮参りに何を持っていけばよいかわからない」「赤ちゃんと外出する際の持ち物が知りたい」と、お困りのママ・パパもいるでしょう。お宮参り当日に忘れ物をしないためには、事前に持ち物を把握して、しっかりと準備しておくことが大切です。
本記事では、お宮参りで必要な持ち物について解説します。夏や冬などの季節にあわせて持っていきたいものも紹介していますので、ぜひ参考にしながら準備を進めてください。
お宮参り当日に必要なものは、主に初穂料と赤ちゃんの外出セットです。安産祈願のお守りを返納するのであれば、一緒に持っていきましょう。こちらの章では、お宮参り当日に必須の持ち物を紹介します。
神社でご祈祷をしてもらう場合は、初穂料(はつほりょう)を納める必要があります。初穂料とは、ご祈祷の謝礼のことで、金額の相場は5千円~1万円ほどです。神社によっては、初穂料の金額が決まっていることもあるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
初穂料は、紅白で蝶結びの水引がついている「のし袋」に包むことが一般的です。何度も結びなおせる蝶結びには「何度あってもよい」という意味が込められています。これから成長の過程で様々なお祝いを行う赤ちゃんには、蝶結びの水引を使いましょう。初穂料の入ったのし袋は、袱紗(ふくさ)に入れて持参します。
ご祈祷は行わず参拝のみの場合は、初穂料は不要です。
外出していても赤ちゃんのお世話ができるよう、必要なものを持っていきましょう。抱っこひもは、神社での移動やご祈祷中、記念写真を撮影する際に重宝します。おむつやミルクは、お参り当日のスケジュールや外出時間に合わせて多めに準備しておくと安心です。
お宮参りでは、ご祈祷・写真撮影・食事会などで長時間外出することになるため、おもちゃやスマホのバッテリーなどを用意しておくと安心です。こちらの章では、お宮参りに持っていくと便利な持ち物を、その理由と合わせて紹介します。
赤ちゃんの成長は早いため、お宮参りの様子を写真に残しておくとよいですね。お宮参りを赤ちゃんとママ・パパのみで行う場合には、当日の様子を撮影しておくことで、お宮参りに来られなかった祖父母にも赤ちゃんの晴れ姿を伝えられます。余裕があれば当日の写真をフォトアルバムにしてプレゼントすると喜ばれるでしょう。
三脚を用意することで、正装した赤ちゃんとの家族写真が撮影できます。お宮参りは、ママやパパも着物やスーツなどでおしゃれをする機会のため、家で撮影するときとは異なる、特別感のある家族写真を撮影できます。
記念撮影のために、スマートフォンやカメラを準備する予定の方は、バッテリーに注意しましょう。「たくさん写真を撮ろうと思っていたのに、途中でバッテリーが切れてしまった」という事態にならないように、予備のバッテリーを持っていくと安心です。
お宮参りでは、受付からご祈祷までの間に待ち時間が発生することがあります。ぐずってしまったときにあやせるように、赤ちゃんが気に入っているおもちゃなどを持っていくと安心です。
ご祈祷中は、赤ちゃんに話しかけたり音を出したりしてあやせない可能性があります。ご祈祷中に赤ちゃんが泣いてしまうことも想定して、音の出ないおもちゃを用意しておくとよいでしょう。
よだれかけは、赤ちゃんのよだれやミルクの吐き戻しで晴れ着が汚れることを防ぎます。お宮参りは数時間の外出になるので、替えのよだれかけも用意しておくと安心です。
帽子は、赤ちゃんのデリケートな頭を守ります。夏は日差しや熱中症対策、冬は防寒対策になります。
お宮参りは生後1ヵ月頃に行われることがほとんどです。この時期の赤ちゃんは、まだ体温調節がうまくできないため、ママ・パパが赤ちゃんの様子を見ながら体温を調節してあげる必要があります。
夏や日差しが強いときには、次の持ち物を準備するとよいでしょう。
冬や寒いときには、防寒できる持ち物を用意します。
赤ちゃんが和装の場合は、汗やよだれで衣装が汚れてしまうことも考えられるため、よだれかけやガーゼを用意しましょう。また、ママが着物を着ていく際には、履きなれない草履の鼻緒で親指の付け根が痛くなる可能性があります。万が一に備えて、絆創膏や替えの足袋を用意しておくと安心です。
お宮参りでは、扇子やお守り袋などの小物を赤ちゃんの祝い着につけることがあります。必須ではありませんが、小物それぞれに意味が込められているため、余裕がある場合には準備するのもよいでしょう。小物の種類と意味は下記の通りです。
小物 | 意味 |
---|---|
扇子 |
・末広がりの形状から「末広」とも呼ばれる縁起のよい小物 ・「末広がりの人生になりますように」という意味が込められている |
でんでん太鼓 |
・両面で音が出せる丸い形状の太鼓 ・「裏表がなく素直で、角がなく穏やかな子に育ちますように」という意味が込められている |
お守り袋 |
・神社にお参りした際にいただくお守りを入れる袋 ・鶴が描かれている場合は「長生きできますように」という意味が込められている |
紐銭(ひもせん) |
・祖父母や親族からもらった祝い金を結びつける紐 ・「将来お金に困りませんように」という意味が込められている |
犬張子(いぬはりこ) |
・犬の形の張子人形 ・厄除けや「健康にすくすく育ってほしい」という意味が込められている |
今回は、お宮参りで必要な持ち物について解説しました。お宮参りの持ち物は季節や服装に合わせて準備することが大切です。お宮参りの当日に慌てることがないように、持ち物は事前に用意しておきましょう。
お宮参りでは、祖父母や親戚から「お祝い」をいただくことがあります。その場合は、いただいたお祝いへのお返しとして、お食事会などに招待して感謝を伝えるとよいでしょう。遠方の方などなかなかお会いできない場合には、お菓子や日用品などの品を贈る方もいます。
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マナー・コミュニケーション領域の専門家。EXSIA代表。
NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師育成も行う。
著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などメディアでも活躍する。
【監修・取材実績】(抜粋)
・ABCテレビ「芸能人常識チェック!トリニクって何の肉!?」冠婚葬祭マナー出演・監修
・テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」マナーの分かれ道 贈答マナー出演
・日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」
・主婦と生活社 CHANTO WEB「結婚・妊娠・出産 職場の報告マナー」
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