カタログギフトは出産内祝いの中でも人気のある贈り物です。一方で「カタログギフトは手抜きだと思われてしまわないか?」「失礼にあたらないか?」と、不安に感じられる方もいるかもしれません。
もちろん、カタログギフトを贈ることは失礼にあたりませんが、相手に喜んでもらうためには、事前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
この記事では、出産内祝いのカタログギフトの選び方と、失礼にならないための注意点を解説します。
カタログギフトは、受け取った相手がたくさんの商品の中から好きなものを選べるのが特徴です。そのため、出産内祝いの中でも、幅広い世代の方に人気の贈り物です。
さらに、カタログギフトは受け取る側だけでなく、贈る側にも利点があります。ここからは双方の具体的なメリットを見ていきましょう。
カタログギフトは相手に好きな商品を選んでもらう仕組みのため、どのような相手にも贈りやすいことがメリットです。
たとえば、あまり面識がなく趣味や好みが分からない相手や、一通りのものを持っている目上の方には、贈り物に迷うこともあるかもしれません。産後の忙しい時期で、出産内祝いをゆっくりと選ぶ余裕がない方もいるでしょう。
そのような時に、豊富な商品が掲載されているカタログギフトを選ぶことで、ギフト選びに悩む時間を短縮できます。相手の好みにあわせたカタログギフトを選んだり、メッセージカードを添えたりすることで、自分たちの出産を喜んでくださったことへの感謝の気持ちがより伝わるでしょう。
カタログギフトを受け取る側のメリットは、自分の好みの商品を選べることです。
せっかく贈り物を受け取っても、自分の生活スタイルに合わないものや、既に持っているものは使用できないケースもあります。カタログギフトであれば、食品や日用品など豊富な品が揃っているため、その中から本当に必要なものを見つけられるでしょう。
また、申込期限内であればゆっくりと商品を選べることや、自分だけではなく家族と相談しながら決められることも受け取る側の利点です。
カタログギフトには、決まったジャンルに特化している「特化型カタログ」や、冊子を使用しない「カードタイプ」などいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、カタログギフトの種類ごとの詳細や、おすすめの贈り先を見ていきましょう。
「総合カタログ」は、幅広いジャンルの商品を選べるカタログギフトです。総合カタログの中でもコンセプトやテーマには違いがあるので、表紙のデザインや掲載内容を確認し、贈る相手に合わせて選ぶと良いでしょう。
<総合カタログ掲載内容例>
さまざまな商品が掲載されている総合カタログは、あまり面識がなく相手の好みがわからない場合や、一通りのものが揃っている世代の方にも贈りやすいギフトです。プライベートでの親交があまりない上司・同僚や、顔を合わせる頻度が少ない親戚にも喜んでもらえるでしょう。
「グルメカタログ」は、食品に特化したカタログギフトで、次のような種類があります。
<グルメカタログ例>
どのグルメカタログにも、普段は買わないような高級感のある商品が揃えられています。
食べることが好きな方には幅広い食品のグルメカタログ、相手の趣味が分かる場合にはお肉やお酒などの専門カタログのように贈り分けられるでしょう。グルメカタログは目上の親戚や上司をはじめ、仲の良い友人・同僚へおすすめです。
「雑貨カタログ」は雑貨専門のカタログギフトです。たとえば、次の商品が掲載されています。
<雑貨カタログ掲載内容例>
雑貨カタログは日常で使用できる品が中心のため、受け取った方からは「買うかどうか迷っていたものが選べて嬉しかった」という喜びの声もよく聞かれます。
一人暮らしの友人や小さな子どもがいる家庭など、これから家具などを揃えていく方やインテリアが好きな方に特に喜ばれるでしょう。
雑貨カタログによっては、人気のブランドやキャラクターに特化しているものもあります。事前にカタログの内容を確認し、相手に合わせて贈り分けましょう。
「カード型カタログギフト」は、Web上で商品を選べるカードタイプのカタログギフトです。商品選びから注文までスマートフォンやパソコン一台で完結できるため、受け取る側がスキマ時間などを利用して手軽に行えるというメリットがあります。
カタログギフトの内容は、グルメや体験など幅広く掲載されているものがほとんどです。内容と合わせて、カードのデザインやパッケージの上質さなどから選ぶのも良いでしょう。
カード型カタログは便利で新しい形式の贈り物で、WEBでの申込みに抵抗がない方、紙のカタログは不要とお考えの相手などにおすすめです。普段からネットで買い物をするのが好きな友人や、仲の良い同世代の親戚などにぴったりでしょう。
カタログギフトを贈る際に相手に失礼だと思われないためには、選び方や贈り方に気をつける必要があります。
贈る相手に喜んでもらえるポイントに加え、出産内祝いの基本的なマナーなどをあらかじめ理解しておきましょう。ここからは、カタログギフトの選び方と贈り方を紹介します。
カタログギフトの選び方には、相手に合わせて選ぶことや、金額のマナーを守ることなどの3つのポイントがあります。それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
カタログギフトは贈る相手に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、食べることが好きな相手には「グルメカタログ」、あまり面識がなく趣味が分からない場合には「総合カタログ」など、相手の好みに合わせて贈り分けると良いでしょう。
また、冊子タイプのカタログギフトの場合は、表紙のデザインも気にしたいポイントです。目上の方には落ち着いた雰囲気のデザイン、友人にはおしゃれな表紙など、相手との関係性を軸に選んでみてください。
カタログギフトを選ぶ際には、金額も大切なポイントです。
出産内祝いの相場は、いただいた金額の「半額」が一般的な目安。高額な出産祝いをいただいた際は1/3程度でも良いでしょう。
カタログギフトは価格帯が豊富なため、頂いた品に対して幅広く対応できます。
カタログギフトにグルメや雑貨などを添えて、セットギフトとして贈ることもおすすめです。たとえば、カタログギフトには次のような品が組み合わせられます。
カタログギフトをセットギフトとして贈る場合には、相手の好みを考慮して、有名店のお菓子や老舗のタオルなどを組み合わせるのがおすすめです。両親や関係の近い親族には、赤ちゃんの名入れがされている贈り物をセットにすることも人気です。
なお、セットにした際に包装が二つになる場合には、どちらか片方に名入れののしをつけます。一般的には高い品物側につけるのが基本です。
カタログギフトはひと工夫して贈ることで、出産というおめでたい出来事に、よりふさわしい贈り物になります。
産後の忙しい時期ではありますが、のしやメッセージカードのサービスがある出産内祝い通販サイトなどを活用しながら、出産内祝いを贈る準備をしましょう。
カタログギフトは単体で贈るのではなく、手紙やメッセージカードを添えることもおすすめです。手紙には出産祝いをいただいたお礼や赤ちゃんの名前、家族の近況などを書きましょう。
本来、出産内祝いは赤ちゃんの誕生をお披露目する意味があります。出産祝いを頂いたことへの感謝と合わせて赤ちゃんの名前をお知らせすることで、より相手にも出産を身近に感じてもらえるでしょう。
出産内祝いには、正式な贈り物ということを示す「のし」も忘れずに掛けましょう。出産は何度繰り返しても良いお祝いごとのため、出産内祝いには紅白蝶結びの水引を使用します。のしの上には「出産内祝」や「内祝」、のしの下には誕生した赤ちゃんの名前を書きます。
のしについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をぜひご覧ください。
カタログギフトは相手に品を選んで注文してもらう手間が発生するため、贈り物としては失礼になるのではないか、と不安になる方もいるでしょう。
カタログギフトをより喜んでもらうためには、相手の状況などに配慮し、受け取った方の負担にならないようにすることが大切です。
実際にカタログギフトを贈る前に把握しておきたいポイントを2つ解説します。
カタログギフトは、選ぶ楽しみも贈ることができますが、同時に選ぶ手間をかけさせてしまうことにもなります。そのため、メッセージカードなどを添え、出産祝いを頂いた感謝とともにカタログギフトを選んだ理由を伝えると良いでしょう。
たとえば、グルメのカタログギフトを贈る場合には「〇〇さんがお好きなお肉のギフトを贈ります。お好きなものを選んでいただけるようにカタログギフトにしました」のように、贈る相手に合わせて選んだことが伝わるメッセージがおすすめです。
カタログギフトには申込期限があるため注意が必要です。期限を知らなかったり、うっかり期限を過ぎてしまったりした場合には、商品の注文ができなくなってしまいます。
そのようなことがないよう、カタログギフトを贈る際には、贈る相手にあらかじめ申込み期限があることや、実際の期限を伝えておくと親切です。
今回は、出産内祝いのカタログギフトの選び方や、失礼にならないための注意点について解説しました。
カタログギフトは、相手との関係性や好みなどを考慮し、贈る相手に合わせて選びましょう。カタログギフトを贈る際には出産内祝いのマナーを守ることも大切です。のしを掛けるなど、相手に失礼のないように気を配りましょう。
出産内祝い通販サイトのMilpoche(ミルポッシェ)では、さまざまなジャンルのカタログギフトを取り揃えております。メッセージカードやのし(熨斗)が無料で添えられるサービスをご用意しております。
Milpoche(ミルポッシェ)に少しでも興味をお持ちいただけた方は、ぜひ一度、WEBサイトやデジタルカタログをご覧ください。カタログ送付をご希望の方は無料でご請求いただけますのでお気軽にお問い合わせください。
マナー・コミュニケーション領域の専門家。EXSIA代表。
NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師育成も行う。
著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などメディアでも活躍する。
【監修・取材実績】(抜粋)
・ABCテレビ「芸能人常識チェック!トリニクって何の肉!?」冠婚葬祭マナー出演・監修
・テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」マナーの分かれ道 贈答マナー出演
・日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」
・主婦と生活社 CHANTO WEB「結婚・妊娠・出産 職場の報告マナー」
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