赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)の原因と対処法丨乳児湿疹との違いも解説

重要なお知らせ

赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)の原因と対処法丨乳児湿疹との違いも解説


赤ちゃんの肌がざらざらしたり、ぶつぶつしたりしていませんか?それは、乾燥によって皮膚が鮫の皮のようになっている鮫肌(さめはだ)の可能性があります。では、どうして鮫肌になってしまうのでしょうか。赤ちゃんに多い乳児湿疹とはどのように違うのでしょうか。


この記事では、鮫肌になってしまう原因や対処法、また乳児湿疹とアトピーの違いなどについて解説します。


目次
ざらざら肌(鮫肌)とは丨乳児湿疹・アトピーとの違い
赤ちゃんの肌がざらざらしてしまう原因
赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)の対処法
赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)が長引く場合は医師に相談を
赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)には清潔さと保湿が重要

ざらざら肌(鮫肌)とは丨乳児湿疹・アトピーとの違い


鮫肌はカサカサ肌とは違い、肌のターンオーバーが乱れて古い角質が上手く剥がれず、肌に残ってしまっている状態です。カサカサ肌よりもキメが粗くざらざらしているのが特徴です。


赤ちゃんに多い肌トラブルには、ざらざら肌の他に乳児湿疹もあります。乳児湿疹とは、顔や首、頭皮などを中心に赤いポツポツや黄色いかさぶたなどの症状がでる湿疹で、生後2週~2ヵ月頃に多く見られます。


乳児湿疹とざらざら肌との違い、見分け方について解説します。


ざらざら肌(鮫肌)と乳児湿疹の見分け方


乳児湿疹の場合には、肌のざらざら以外にも次のような特徴的な症状が現れます。


  • カサカサする部分の肌が硬い
  • ジュクジュクしている
  • ぶつぶつした湿疹が増える
  • 赤みがある
  • 赤ちゃんがかゆがる

赤ちゃんの肌は、とても敏感で繊細で肌荒れをおこしやすいです。肌のざらざらはすべてが乳児湿疹というわけではなく、赤みやかゆみのないざらざら肌の原因は、ほとんどが保湿不足といわれています。


赤みやかゆみなどの肌トラブルには、アトピーもあります。アトピーとは皮膚のバリア機能が低下することで、かゆみのある湿疹を慢性的に繰り返す疾患です。


正しい保湿ケアを心がけても、上記のような症状が2ヵ月以上続く場合はアトピーを疑います。正しい保湿をしても肌の状態が改善しない、症状が悪化する場合はできるだけ早く医療機関を受診しましょう。また、適切なケアをせず肌荒れを放置したままにしておくと、より肌が敏感になり荒れやすくなってしまうため注意が必要です。


赤ちゃんの肌がざらざらしてしまう原因



赤ちゃんの肌は大人よりもデリケートです。肌が強くなる1~2歳までは、些細な刺激や乾燥で肌荒れを引きおこしやすいため注意が必要です。赤ちゃんの肌がざらざらしてしまう原因を知ることで、肌トラブルを避けられる可能性があります。ぜひ参考にしてください。


皮膚や角質が大人よりも薄いため


大人の皮膚の厚さは約0.2㎜で、ラップ程度の厚みですが、赤ちゃんはその半分ほどの厚さしかありません。皮膚の水分をキープしているのは肌の一番外側にある角質ですが、赤ちゃんの角質は大人よりとても薄いため、水分のキープが難しいのです。


皮脂量が少ないため


生後2ヵ月ごろまでの赤ちゃんは、お腹の中でママの身体から分泌されていたホルモンの影響を受けています。中でもエストロゲンには皮脂分泌を活発にする働きがあるため、生後2ヵ月ごろまでは皮脂分泌が盛んになっている状態です。


しかし、生後3ヵ月以降はエストロゲンの影響を受けなくなり、赤ちゃん本来の皮脂分泌量になります。そうすると皮脂量が少なくなるため、肌が乾燥しざらざら肌になりやすくなるのです。


赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)の対処法



あります。赤ちゃんの肌がざらざらしたりカサついたりしていると感じたら、次のことを意識してケアしてあげるとよいでしょう。


肌を優しくきれいに洗う


肌が乾燥してるからといって汚れている肌に保湿剤を塗っても、汚れを肌にくっつけてしまうだけです。保湿剤の十分な効果が期待できないばかりか、肌環境を悪化させてしまう可能性があります。まずは肌をきれいに洗うようにしてください。その際には、タオルでゴシゴシ洗わず、石鹸をしっかり泡立てて、優しく洗ってあげるとよいでしょう。


保湿をしっかり行う


お風呂上がりには、できるだけ早く保湿をしましょう。保湿をしていない肌からは、どんどん水分が蒸発し、より肌が乾燥しやすくなってしまうからです。適量の保湿剤を全身にむらなく、やさしく塗り広げてあげてください。また、入浴後だけではなく、着替えるタイミングなどでこまめに保湿するのがおすすめです。


赤ちゃんの保湿についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。



肌に触れるものは低刺激のものにする


赤ちゃんの肌は摩擦などの外的刺激にとても敏感です。肌に直接触れる衣服や寝具、タオルなどの素材が赤ちゃんの肌に刺激を与えてしまうケースも少なくありません。赤ちゃんの肌着の縫い目が裏返しになっているのは、肌への刺激を最小限にするように工夫されているためなのです。


また、洗剤や柔軟剤の成分や香料のすすぎ残しが、乾燥や肌荒れの原因になるケースもあります。


赤ちゃんの肌に触れるものは、刺激の少ないコットンやシルクなどの天然素材のものを選ぶ、洗濯方法にも注意するようにしましょう。


赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)が長引く場合は医師に相談を


赤ちゃんが鮫肌になったとしても、正しいスキンケアをして十分な保湿ができれば、1~2週間ほどで改善するケースが多いです。スキンケアを続けても効果が感じられなかったり、ざらざら以外にも赤みやかゆみなどの症状が認められたりする場合は、皮膚科や小児科を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。


赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)には清潔さと保湿が重要



今回は赤ちゃんのざらざら肌(鮫肌)の原因と対処方法、アトピーとの違いについて解説しました。赤ちゃんのもちもちとしたきめ細かいお肌は、皮膚や角質が薄いことや皮脂が少ないことが原因でとても乾燥しやすくなっています。赤ちゃんがざらざら肌(鮫肌)になってしまったら、特に乾燥に気を付けてしっかり保湿をしてあげましょう。


赤ちゃんのお肌に優しいケア用品をお探しの場合は、ぜひMilpoche Organics(ミルポッシェオーガニクス)の商品をご活用ください。

肌と肌ケアの専門家が監修
医師 藤田 悠花 先生

国公立大学医学部医学科卒業後、現在は急性期病院にて主に皮膚科診療に従事している。「様々の人の肌悩みに寄り添い、キレイな肌を目指すお手伝いをしたい」という思いから、スキンケアや皮膚科・一般内科に関する記事の執筆・監修も行う。

サービスガイド

  • 送料0円
  • メッセージカード
  • のし・包装紙無料サービス
  • 会員サービス
  • WEB注文限定キャンペーン