赤ちゃんの誕生に際して出産祝いを頂いた場合、感謝の気持ちを込めて出産内祝いを贈ります。いつまでに贈るのが良いのか悩む方が多いですが、実は贈るタイミングには明確なマナーがあります。
出産後の生活は想像以上に忙しい日々なので、出産内祝いの準備が思うように進まないこともあるでしょう。出産内祝いを贈るのが遅くなりお相手に失礼にならないように、あらかじめ準備しておくのがおすすめです。
この記事では、出産内祝いをいつまでに贈るのか、また、贈る際のマナーや出産前からできる準備などについて解説します。
出産内祝いは、出産祝いを頂いてから1ヵ月を目安に贈ります。地域にもよりますが、産後すぐにいただいた場合は生後1ヵ月のお宮参りの時期に贈ると覚えておくと良いでしょう。
出産後は赤ちゃんとの生活が始まったばかりであわただしくなることが多いです。そのため、出産内祝いの準備を出産前に始めておくとゆとりをもって贈ることができます。
なお、出産内祝いを贈るタイミングが遅れてしまう場合がありますが、その際の対処法としてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
出産内祝いを贈る際には気を付けたいマナーがいくつかあります。頂いた方へのお礼の連絡をすることや贈り物の渡し方、弔事と重なった場合の対応など、相手に失礼にならないよう確認しておきましょう。
出産祝いを頂いたら、あまり時間を空けないうちに電話などでお礼を伝えます。しかし、赤ちゃんのお世話や産後の体調のこともあり落ち着いて電話をかける余裕がないこともあるかもしれません。
その場合は、普段からメールやSNSでやり取りをしている相手へは、電話でなくメールやLINEなどでも失礼にはあたらないでしょう。お祝いの品を受け取ったことやいただいた感想、お礼の気持ちをしっかりと伝えます。
また、勤務先の上司や目上の方などに、メールなどでお礼を伝えても良いのか悩む方もいるでしょう。その方と日頃からメールでのやり取りが多い場合は問題ないと言えます。しかし、言葉遣いなどマナーに注意して送ることが大切です。
なお、どのような方法でお礼の連絡をする場合でも、後日改めて内祝いの品を贈ることを伝えると親切です。特に配送で贈る場合は受け取ってもらう必要があるため、届く時期も伝えると良いでしょう。
出産内祝いを渡す方法は、一般的に配送か手渡しかのいずれかで贈ります。手渡しであれば直接感謝を伝えられますが、遠方に住んでいる方へは配送してもマナー上失礼にはあたりません。
なお、お日柄を気にされる方に手渡しで贈る場合は、仏滅や赤口は避けて大安や友引を選ぶと良いでしょう。
出産内祝いにはのしを掛けて贈ります。水引は紅白の蝶結びのものを選びましょう。表書きには「出産内祝」または「内祝」と記載します。
出産内祝いを贈るお相手に弔事(お悔やみ事)がある場合は、贈るタイミングを遅らせます。弔事は出産内祝いといった慶事(おめでたい事)よりも優先されるのがマナーであるためです。
ではどのくらい遅らせれば良いのかというと、一般的には仏式の四十九日が終わった「忌明け」以降に贈るのがマナーとされています。その頃にはお相手の気持ちや生活も落ち着いているでしょう。
また、弔事のあった方へ出産内祝いを贈る場合は、相手へのお悔やみの気持ちを優先し、のしは「内祝」ではなく「御礼」と記載するのがマナーです。
なお、弔事の際の出産内祝いについてはこちらの記事でも詳しく解説していますのであわせて参考にしてください。
出産後は、慣れない赤ちゃんのお世話に追われて出産内祝いの準備がゆとりをもってできないことがあります。出産前の時間のあるときに準備を始めておくと贈る間際になって慌てずに済むでしょう。
出産内祝いを贈る相手先をあらかじめリストアップしておきましょう。親戚や夫婦それぞれの友人、仕事関係の方など思いつく限り広い範囲で選び出すことがポイントです。
結婚式に招待した方や結婚祝いを頂いた方、年賀状のやり取りのある方、これまでにご自身が出産祝いを贈ったことがある方などはリストに入れておきましょう。
出産内祝いを贈る方をピックアップできたら、住所録を作成しておくとお礼の電話をするときや内祝いの品を配送するときに役立ちます。親戚関係の住所は実父母や義父母に確認すると間違いがないでしょう。仕事関係の方などは年賀状を参考にしてわかる範囲をまとめておきます。
もし配送で出産祝いを頂いた場合は、送り状に記載された住所をリストに追加すると良いでしょう。
出産内祝いとして贈る品をどのようなものにするか、方向性を決めておくといざというときに慌てずに準備をすすめられます。出産内祝いを贈るお相手の好みに合わせて、スイーツが良いかカタログギフトが良いか、赤ちゃんの名入れ商品でも問題ないかなどを決めます。
出産内祝いの品を取り扱っているネットショップを見ることや、カタログを取り寄せることで、贈る品のイメージがつかみやすくなるでしょう。また、赤ちゃんの名前を入れる名入れ商品の場合は注文から発送まで時間がかかる場合があるので、どのくらい余裕を持って申し込めばよいのかも調べておくと安心です。
出産内祝いは、出産祝いを頂いてから1ヵ月を目安にお贈りしましょう。しかし、産後は体調が安定しなかったり赤ちゃんのお世話などで忙しかったりするので、出産前に準備しておくと安心です。送り先のリストアップや住所録の作成、贈る品の方向性などを決めておきましょう。
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マナー・コミュニケーション領域の専門家。EXSIA代表。
NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師育成も行う。
著書「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などメディアでも活躍する。
【監修・取材実績】(抜粋)
・ABCテレビ「芸能人常識チェック!トリニクって何の肉!?」冠婚葬祭マナー出演・監修
・テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」マナーの分かれ道 贈答マナー出演
・日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」
・主婦と生活社 CHANTO WEB「結婚・妊娠・出産 職場の報告マナー」
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